私が気になるあの人はいつも仮面の子を見つめている。
あの人はどこにでもいるような目立たない人で、本人も消極的で正直私とは正反対な人。
眼鏡を掛けた如何にも物静かな印象、というのを全く覆さない。
あの人は本人と同じような大人しい人たちとよく釣るんでいる。
勝手に独りぼっちで寂しい人だと思っていたから、意外と友達がいると分かった時は内心かなり驚いた。
あの人の日課は、あの有名なへんてこな子を盗み見るところから始まる。
友達の輪に溶け込んで、それとなく相槌を打って、それからこっそり仮面の子を見る。
難しそうな本を読んでる時も、目だけこっそりあの子を追っている。
何を見たらそんな顔になるのか分からないけど、少しだけ微笑んだら再び何事もなかったように読書に戻る。
その優し気な微笑みに、視線に、何故か私はいつの間にか惹き付けられていた。
しかし視線のみでも、ストーカー紛いなことをやる気持ち悪い奴のことを見てしまう事実は、全力で否定したい。
しかもそいつが目で追っているのが、あのへんてこな子とくる。
へんてこだからただ行動が気になるだけなのか、それとも私みたいに気になるのか判断は出来ないけど、何としても全力で否定したい。
そう何度か言い聞かせて、その度にぼんやりして友達に心配されて苦笑いをする。
皆にはばれない程度に溜め息を漏らして、この夢が覚めるように背中に腕を回したら、手の甲を控えめに抓っておいた。
ある日の帰り道、本当に偶然たまたま本屋の前を通りかかって、数分くらい足を止めた。
読書なんて柄ではない自覚もあるし、好きでもないけど、あの人が読んでる本を何となく探しに店内に入った。
大体こんなところで用事があるのは雑誌売り場くらいで、奥の方は立ち入ったことがなく、容易には見つからず断念。
別に特別、残念なこともないしと思っていたのに、何故か再び後日訪れてお目当てを購入。
分厚くて文字も小さいし、よく分からない漢字がちらりと見えたけど気にしないでおく。
でも、釣るんでる友達には私の読書姿なんて見られたくないけど。
あの人はどこにでもいるような目立たない人で、本人も消極的で正直私とは正反対な人。
眼鏡を掛けた如何にも物静かな印象、というのを全く覆さない。
あの人は本人と同じような大人しい人たちとよく釣るんでいる。
勝手に独りぼっちで寂しい人だと思っていたから、意外と友達がいると分かった時は内心かなり驚いた。
あの人の日課は、あの有名なへんてこな子を盗み見るところから始まる。
友達の輪に溶け込んで、それとなく相槌を打って、それからこっそり仮面の子を見る。
難しそうな本を読んでる時も、目だけこっそりあの子を追っている。
何を見たらそんな顔になるのか分からないけど、少しだけ微笑んだら再び何事もなかったように読書に戻る。
その優し気な微笑みに、視線に、何故か私はいつの間にか惹き付けられていた。
しかし視線のみでも、ストーカー紛いなことをやる気持ち悪い奴のことを見てしまう事実は、全力で否定したい。
しかもそいつが目で追っているのが、あのへんてこな子とくる。
へんてこだからただ行動が気になるだけなのか、それとも私みたいに気になるのか判断は出来ないけど、何としても全力で否定したい。
そう何度か言い聞かせて、その度にぼんやりして友達に心配されて苦笑いをする。
皆にはばれない程度に溜め息を漏らして、この夢が覚めるように背中に腕を回したら、手の甲を控えめに抓っておいた。
ある日の帰り道、本当に偶然たまたま本屋の前を通りかかって、数分くらい足を止めた。
読書なんて柄ではない自覚もあるし、好きでもないけど、あの人が読んでる本を何となく探しに店内に入った。
大体こんなところで用事があるのは雑誌売り場くらいで、奥の方は立ち入ったことがなく、容易には見つからず断念。
別に特別、残念なこともないしと思っていたのに、何故か再び後日訪れてお目当てを購入。
分厚くて文字も小さいし、よく分からない漢字がちらりと見えたけど気にしないでおく。
でも、釣るんでる友達には私の読書姿なんて見られたくないけど。
ネタメモ
スポンサードリンク